看護師ハック!

看護師のライフをハックすることを目指すブログです。インタビュー記事の投稿が主になると思います。

いじめに悩んだ看護師が求人誌を見て転職した話

今回ご紹介するのは大阪府大阪市に住む32歳女性の方。転職時は26歳で、オペ室での勤務に嫌気がさしてしまいました。

 

 


Q:転職をしようと思った理由をお願いします


A:元は500床の総合病院でOPE室勤務をしていました。その病院には看護学校が同じだった同級生30名が一緒に入職しました。30名は皆バラバラの部署になりますが、皆、その部署での先輩からのいじめに悩んでいました。毎年繰り返される新人いびりが伝統の様になっていました。実習でもお世話になっていたし卒業生の先輩からの話を聞いていたのである程度は覚悟していました。しかし、実際は幼稚なものでした。先輩の気分によって看護業務を教えてくれない、不用意に後輩を拘束し帰宅時間が22時になる、嫌な仕事は直ぐに後輩に任すといった様なものでした。先輩の機嫌をとっては看護師としての業務や内容を教えて貰うのですが、一体何の意味があるのだろうと思い早々に転職を考えました。

 

 

 


Q:転職はどのように行いましたか?


A:転職は離職を表した時から求人は隈なく見ていました。正直その時期に見る事で現実逃避をしている所もありました。この職場の雰囲気はどうだろうか、新たな職場で働けばストレスも少なくて済むのではないか、等考えて過ごしていました。実際に転職活動をするのは離職してから半年後になりました。看護学校の頃から医療系で働き少し医療系に疲れてしまったので、いらっしゃいませと言える店で働きたくなりました。そこで半年程アパレルで働きその間も看護師の就職先を探していました。見付かった今の職場はとらばーゆに載っていたものです。看護師の求人サイトには登録せずに自分で探して自分で面接に行くスタイルを取りました。

 

 

 


Q:面接の様子などをできるだけ具体的にお願いいたします


A:面接はそのクリニックの師長がしてくれました。透析クリニックでしたが、ナースステーションに小さな椅子を用意してくれ、皆は仕事をしている中師長と話をしながら面接になりました。殆ど内容は就職が決まっている様な内容でした。いつから来れるか?週に何回入りたいか?正社員は嫌か?休みは何日までに希望を言う事、給料はこれ位。稼ぎたいなら通し勤務もあるからどんどん入って、と言う内容でした。クリニックは結構手軽に仕事が決まるものなんだなと思いました。1時間近く話しました。その後院長先生に会い来れる日から来てね。と言われました。ようやくそこで私は面接にどうやら受かったらしいと実感しました。その足で事務員さんに会い、制服のサイズ、靴のサイズを聞いて面接は終りました。

 

 

 


Q: 転職をしてよくなった点逆に悪くなった点をお願いします


A:良くなった点は人間関係がとても良い所です。女子ばかりでなく、男性も多いので(技師)女子特有の感じが全くありませんでした。又、既婚者が多い事もあり不用意な男女のトラブルもありませんでした。給料も大幅にアップしました。きちんと定時に帰られる様になりつつも給料は手取り5万円上がりました。残業や祝日が多い月はもっと頂きました。仕事の内容が透析のみになるので数年も経つと翌日の仕事を気にせずに夜間にも遊びに行けるようになりました。今まで翌日の仕事を思うとうんざりしていましたが、透析になってからは毎日土曜日の様な感覚で過ごしました。悪い点は勉強出来る分野が透析一本と言う所です。他の科を知りたくなったら転職せざるを得ず、職歴が細かく刻まれてしまう事です。

 

 

 


Q:実際に転職活動を行った感想をお願いします


A:本当はOPE室で若干看護師と言う職業が嫌になりました。しかし、一か所の病院で決めてしまうのもいけないと思い早々と離職しました。同期の中では私が発端でその後次々に辞めていきました。その中でも先輩と上手に渡り合いながら7年近く勤務している同期もいます。一か所目の病院で良い所に当たるといい環境で仕事をこなしキャリアを積む事も出来ますが、必ずしも皆そうとは限りません。初めのただ、看護学校と提携しているという理由だけで就職した病院に魂まで売るつもりもありません。自分が納得出来る看護師としての働き方を今出来ているので、あの時離職を決断して良かったと思っています。質の悪い看護師からは何も学ぶ事は無いと思っています。