看護師ハック!

看護師のライフをハックすることを目指すブログです。インタビュー記事の投稿が主になると思います。

半年ほど病気をしてしまったのちに転職活動を行った看護師の話

今回は大病後に転職をされた転職当時48歳の看護師の方の転職体験談をご紹介

 

 

Q:住んでいる地域 現在の年齢 転職時の年齢をお願いします


A:愛媛県在住、現在50歳です。転職時の年齢は48歳でした。


Q:転職をしようと思った理由をお願いします


A:前職は、60床ほどの外科の個人病院での勤務で、病棟勤務をしており、年収は500万円位でした。辞めた理由は、年齢を重ねて、体力的にきつくなってきたと感じていたころに、大病を患ったのがきっかけです。ただ、もともと人手不足で、残業が多く、仕事自体にも不満があったというのが本音でもあります。新しい職場は、眼科クリニックで、13床ほどの入院施設があります。年収は350万円くらいです。眼科での経験があること、体力的に楽であることなどから、この病院を選択しました。

 

 

 


Q: 転職はどのように行いましたか?


A:転職する前に病気で半年ほど休養しましたので、その期間に「ハローワーク」「転職サイト」「看護協会の復職支援セミナー」など、あらゆるものを利用して、再就職先を探しました。転職サイトは「ナースではたらこ」です。特定の方法を選んだのではなく、それぞれの方法のよいところだけを利用するような方法をとりました。例えば、ピックアップにはハローワークを使い、細かい質問をしてもらうのには転職サイトを利用し、実際に申込みをするのには看護協会を利用するといった具合にです。

 

 

 


Q:面接の様子などをできるだけ具体的にお願いいたします


A:面接は、院長と事務長さんの2名だけで行われましたが、その日は院長の手術が長引いていたため、実質的には事務長さんとの面接となりました。履歴書について、質問を受けましたが、それ以降は、ほとんど世間話をして終わったように記憶しています。当時は、人手不足で「早く働いてほしい」という雰囲気でしたので、面接終了を、すぐにお給料を提示され「これで、いいだろうか?」と切り出されました。面接というよりは、条件交渉みたいな感じでした。また、就職した後で聞くと他の方の面接時には、主任さんが数名同席していることが多かったらしく、かなり質問されて緊張したと言っていました。私が面接した日には、たまたま参加できなかったようです。いろいろな意味で、運が良かったのかもしれません。

 

 

 

Q: 転職をしてよくなった点逆に悪くなった点をお願いします


A:良くなったことは、仕事が楽になったこと、清潔な仕事が多いこと、以前は辛かった腰痛が楽になったことなどでしょうか。悪くなったことは、やっぱりお給料が下がったことですが、上記したメリットを考慮すれば、前職と比較しても、さほど悪いお給料ではないと感じています。もし、私が20代くらいだったなら、眼科への転職は、今後の看護師人生を考えると、スキルアップにはつながらないなと感じたでしょうが、もう自分自身50代になったことですので、現状維持でいいと思っています。体力的にもこれからさらに年齢を重ねても、無理をせずにやっていけそうです。

 

 

 


Q:実際に転職活動を行った感想をお願いします


A:私自身、何度か転職を経験してきましたが、今回の転職は、自分の気持ちに正直に選んだ結果、成功した事例だと思っています。以前なら「スキルアップ」や「収入」「世間の評価」などを考えずには転職先を選べなかった私ですが、今回、身体を壊したことを機に、自分自身がやりたいことに絞って転職先を選びました。その結果「仕事が楽」「自分が好きな仕事」「職場の雰囲気がよさそう」などが、選択の基準となり、そのための情報収集を綿密に行った結果、ほぼ希望通りの職場を探すことができました。できれば、定年まで、可能であれば、定年以降も現在の職場で働きたいと考えています。やはり、年齢を重ねると、若い人の転職活動とは違ってくるというのが正直な感想ですね。